私をスキーに連れてって ~ 骨粗しょう症のおはなし ~

中学校で野沢温泉に行ったのが最初のスキーでした。下手だから、初級コースの林道などをすべっただけ。それでも、雪山の景色と白い木々にすっかり魅せられました。学生時代にはテント・食料にスキーをかついで5月の白山に登りました。すごい体力だったと自分でも思います。その後、しばらくファミリースキーでしたが、今年は息子さんも少しは滑れるようになり、急斜面を久しぶりに滑りました。昔は果敢に飛び込んだコブ斜面ですが腰が引けました。転んだら骨折するなと思う年になりました。診療所では自称モーグラーと言ってますが、もちろんウソです。年齢と技量にあったスキーをするとしましょう。

骨折しやすいかどうか、ある程度の予測ができるようになってきました。骨量の低下以外にも、喫煙や過度の飲酒、両親の大腿骨骨折、糖尿病、腎臓病、ステロイド薬や抗うつ薬の内服などが骨折の危険因子です。実は、私の骨量はYAM(若年成人平均値)の80%で、診断基準では、「骨量減少」なんです・・・。ちなみに70%未満が「骨粗鬆症」です。牛乳をのみ、ヨーグルトを食べています。納豆もビタミンKが豊富でいいようです。夏は山を歩き、冬はスキーに行きますが、普段は運動できていません。お酒もほぼ連日。医者の不養生ってヤツですね・・・。

骨量測定はお知らせをチェックして申し込んでください。診療所でも検査できますのでお問い合わせください。危険因子のあるかたは、是非チェックをうけましょう。骨粗鬆症に良い食事のパンフレットは公的施設やもちろん診療所においています。運動はウオーキングで充分なのですが、転倒予防も視野に入れるとロコモ体操がおすすめです。医療生協で取り組みますので乞うご期待。