国営ひたち海浜公園のネモフィラ
5月のフラワースポットといえばネモフィラですね。茨木県の国営ひたち海浜公園、以前は米軍の射撃場でした。2001年当時の担当者が、平和をイメージして日本で最初にネモフィラを植栽したそうです。FB「死ぬまでに行きたい世界の絶景」ランキングで世界11位となり、有名になりました。4.2haに530万株、どこまでも青い絨毯が拡がっていました。
ひたちなか市の虎塚古墳
東日本を代表する装飾古墳で1973年に発掘・確認されました。7世紀初めに造られた長さ56.5mの前方後円墳で、推古女帝、聖徳太子の時代です
。写真は古墳に近接する埋蔵文化財調査センターに再現された実物大石室レプリカです。古事記や常陸国風土記では那賀郡国造は多氏で、装飾古墳の発達した九州北部の築後・肥後の国造と同族と記されています。
伊能忠敬記念館
江戸幕府による利根川改修で、中下流の佐原の町は東北諸藩の年貢米の江戸への水運の湊町として栄えました。伊能忠敬は婿入り先を佐原一の商家に発展させ、隠居後は江戸に住み、幕府天文方に入門します。55歳から71歳まで、全国を歩いて測量し、彼の没後3年、1821年に「大日本沿海輿地全図」が完成します。伊能図や測量用具など2345点の資料は、国宝に指定されています。
房総半島の旅
左上は館山城で南総里見八犬伝の博物館です。右上は城から海上自衛隊館山航空基地方面の眺め。右中は木更津市郷土博物館の金鈴塚古墳出土物、6世紀末、関東随一の前方後円墳出土の太刀、馬具、金鈴は重要文化財。右下は青木繁が逗留して「海の幸」を描いた館山市の小谷家旧宅。左下は「海ほたる」です。
河内藤園
福岡県北九州市の河内藤園、藤のトンネル。CNN(アメリカの24時間放送ニュース番組)の「日本の最も美しい風景31選」に選ばれています。色彩と光と香りに満たされる印象派の世界です。
平尾台カルスト
福岡県北九州市の「平尾台」は、「秋吉台」と「高知カルスト」とともに、日本3大カルストです。地表面に現れた石灰岩ピナクルが羊の群れのようです。石灰岩を雨が溶かしてすり鉢型の窪地になったドリーネが壮観です。右上は翁草。
幕末の佐賀藩と佐野常民
佐賀市の新しい観光スポット「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」です。幕末佐賀藩の鍋島直正は近代化に取り組み、筑後川河口早津江の三重津に海軍所を創設しました。佐野常民が中心となり、日本初のドライドックが建設され、国産初の蒸気船も建造されました。
前半生に技術者として活躍した佐野は、佐賀藩代表として派遣されたパリ万博でアンリデュナンの赤十字を知ります。その10年後、1877(明治10)年、西南戦争に際して、薩摩郡負傷者の救護を進言し、博愛社を設立します。磐梯山噴火(明治21年)や濃尾地震(同24年)に際しては、救護所を建て赤十字の旗を掲げ、初代日本赤十字社長となります。「赤十字のような活動が盛んになることこそが文明開化の証である」(佐野常民)
なお、右上は、佐賀郷土料理で、有明干潟に生息するワラスボのから揚げです。
鳥海山BC(バックカントリー)
鳥海ブルーラインの鉾立から山スキーで御浜(鳥海湖)まで登りました。体調不良で山頂までの半分にも届きませんでしたが、北側は象潟、南側は雪に埋もれた鳥海湖、庄内平野、月山が見え、日本海に向けて大斜面を滑走できました。
酒田市海向寺の鉄門海上人資料
山形県の庄内地方には真言宗湯殿山系寺院僧侶の即身仏が多数祀られています。五穀を絶つ木食行をして徹底的に脂肪を落とし、土中に入定窟を作り、鈴を持って入り、お経を唱えながら亡くなり、数年後に掘り出すとミイラ化しているというような説明でした。空海が唱えた「即身成仏」を実践したということかと思いますが、死後にも密教の教えを広めたいという凄まじい精神力ですね。なお、鉄門海上人の即身仏はここではなく注縄寺にあります。また、上人の事績は歴史秘話ヒストリアでご覧になった方もあるかと思います。
鳥海山
秋田側の祓川からも山スキーで登る予定でしたが、体調がすぐれず、鳥海山を眺めるドライブを楽しみました。どこから眺めても実に美しい名山です。
酒田市の山居倉庫
橋田寿賀子は、山居倉庫を訪れた際に「おしん」の構想がひらめいたそうです。最上川水運で運ばれた大量の米を貯蔵する倉庫と米1俵で売られた「おしん」。1893(明治26)年に建てられた山居倉庫はドラマでもロケに使われたそうです。
出光美術館ほか
久しぶりに東京の博物館をめぐりました。左上は東京国立博物館、国宝の「童子切安綱」。源頼光が酒呑童子を切ったという平安時代の伝説の太刀です。右下は日本最古の医学書の医心方。左下は三の丸尚蔵館にある、藤原定家が写した更級日記。右上は今回国宝に指定された源兼行(伝藤原行成)筆の和漢朗詠集。右中は出光美術館で鑑賞した、仙厓義梵の「指月布袋画賛」。指ではなくその先の月を見よ!という禅の教えだそうです。
雪舟伝説 「画聖(カリスマ)」の誕生
京都国立博物館の特別展「雪舟伝説」では、雪舟の国宝6件がすべて展示されていました。それはそれで素晴らしいのですが、この展覧会は、後の画家に与えた雪舟の影響をわかりやすく展示していました。雪舟の描いた鶴と若冲の鶴はポーズが同じです。探幽も光琳も蕭白も、雪舟の模写をし、似た構図の画を描いていることがよくわかりました。なるほどと納得できる展覧会でした。