平ヶ岳登山道

10月8日、新潟と群馬県境の平ヶ岳にやってきました。平ヶ岳は、登山道の距離23km、標高差1301m、コースタイム約11時間40分、「日帰り最難関の百名山」です。小出インターから奥只見湖経由で登山口駐車場まで2時間。車中泊をして、早朝4時15分にヘッドランプ装着で登山開始、5時半に明るくなると紅葉の真っただ中でした。

下台倉山の紅葉

6時に下台倉山に到着。斜面全体の紅葉にテンションがあがります。

池ノ岳から奥只見湖方面

下台倉山からさらに台倉山を越えて、登山口から4時間弱登ると、森林限界をこえました。左に奥只見湖が見えます。

池ノ岳

もうすぐ池ノ岳です。天気予報どおり晴れてきました。あそこまで登れば山頂部です。

姫ノ池より平ヶ岳

登りついて低木の中を1分進むと突然の絶景! 池ノ岳山頂部の池塘と平ヶ岳が絵葉書のようです。時刻は8時45分。4時間30分で天上の楽園に到着しました。

池ノ岳より平ヶ岳と至仏山

平ヶ岳に向かいます。南側のガスも晴れてきました。平ヶ岳の左には尾瀬の至仏山(しぶつさん)。

燧岳と日光連山

池塘のむこうに、左から、燧岳(ひうちがたけ)、女峰山、太郎山、男体山、日光白根山。

至仏山と武尊山

正面に至仏山、右奥は9月に登った武尊山(ほたかやま)です。

越後三山

北側は、左から、八海山、中の岳、越後(魚沼)駒ケ岳。駒ケ岳は8月に登りました。

平ヶ岳山頂

山頂標識は樹林の中でした。9時20分到着。平ヶ岳2141m、日本百名山65座目です。

玉子石(たまごいし)

平ヶ岳山頂から、広い山頂湿原に伸びる木道を40分で奇石「玉子石」に到着。
もろい花崗岩が浸食されてできたそうです。自然が作ったアートです。

山頂湿原から燧岳方面

玉子石から池ノ岳へ戻ります。山頂はこんな地形です。6000万年前に海底の堆積層が押し上げられ、陸地からさらに山へと成長し、浸食されていない部分が準平原地形として残っているのだそうです。天上の楽園を2時間ほど散策しました。名残惜しいですが、10時40分に下山開始です。

紅葉と燧岳

下台倉山まで降りてきました。登るときガスで見えなかった燧岳と紅葉のコラボです。

青空の下台倉山

駐車場までもう少しです。ここはまだ紅葉していません。最高の青空ですが、あまりの晴天で熱中症になり最後はフラフラでした。14時15分、駐車場に無事下山しました。トレランシューズのおかげでコースタイムを短縮。山上でゆっくりできた山旅でした。