鳴門の渦潮

南あわじの福良港から観潮船「咸臨丸」に乗って渦潮を見ました。鳴門大橋までの往復1時間で大人2,000円なり。橋の上から眺めるより迫力ありましたよ。淡路人形浄瑠璃は時間切れで観劇できず残念。お刺身やたまねぎを買って帰りました。美味でした。

松帆銅鐸速報展

南あわじ訪問の一番の目的は、話題の松帆銅鐸速報展を見るためでした。発見された銅鐸はすべて小型で内側にぶらさげて音をだすための棒(舌)を伴っています。初期の銅鐸には桜ヶ丘銅鐸や加茂岩倉銅鐸のような絵はないとのことでした。ちょっと残念。

南あわじ玉青館

銅鐸展の会場は直原玉青の美術館。玉青は現代南画の大家、また俳人、後に黄檗宗の禅僧になっています。南宋の水墨画を源流として、大雅、蕪村、玉堂、文晁等により日本独自の南画が確立されたそうです。洲本市内にも玉青の美術館があります。

若冲と蕪村

信楽のミホミュージアムにて開催中、「生誕300年 同い年の天才絵師」という副題です。若冲の「象と鯨図屏風」は大きくて立派な絵でした。蕪村という名前は、陶淵明の「帰りなんいざ、田園將に蕪れなんとす」から名付けたのですね。知りませんでした。

絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)

大阪松竹座の7月大歌舞伎です。左枝大学之助と立場の太平次という2人の悪人が大暴れする鶴屋南北の狂言です。極悪人2役を片岡仁左衛門が見事に演じていました。仁左衛門は私が観劇した数日後に人間国宝に認定されました。おめでとうございます。

白鳳

奈良国立博物館の、開館120年記念特別展「白鳳」(花ひらく仏教美術)もいいですよ。白雉元年(650年)から710年の平城遷都までを美術史の立場から白鳳期と呼ぶそうです。薬師寺の国宝聖観世音菩薩立像や野中寺の弥勒菩薩半跏像を間近で拝見することができます。加古川鶴林寺の「あいたた観音」さんもセクシーでいい感じです。