奥神鍋スキー場

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「応挙寺」大乗寺

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 スキーを昼過ぎに切り上げて、香住の大乗寺を訪れました。若く貧しい時の生活費の恩返しに、後年、円山応挙は弟子たちを引き連れて、襖絵を書きに行きました。写真の巨大な客殿内部の襖絵は松に孔雀、子供を描いた郭子儀図、など傑作ぞろい。仏間を取り囲む壮大な絵画世界は行かなければ体感できません。

福田美術館

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嵐山に昨年10月にできた新しい美術館です。アイフルの創業者福田吉孝氏のコレクションは、応挙、蕪村、若冲、夢二・・・そして今回の上村松園など約1500点です。他では、2,3点しか見られない松園の幻の名作たちがズラリと並んでいます。

承天閣美術館の「茶の湯」

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京都御所の北側に相国寺はあります。足利義満は相国。彼の創建なので相国寺です。ちなみに金閣や銀閣は相国寺の塔頭寺院です。「茶の湯」では、国宝「玳玻散花文天目茶碗」はじめ、砧青磁茶碗 銘雨龍や光悦の赤楽茶碗など、相国寺の至宝をゆったりと鑑賞できます。

雲龍院

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「京の冬の旅」で特別公開の雲龍院に参拝しました。天皇家の菩提寺である御寺泉涌寺の別院です。本堂は江戸時代の再建ですが重要文化財。「京都人の密かな愉しみ」縁結び編「わたしの大黒さん」に出てきた「走り大黒さん」はお台所におられました。

朝倉彫塑館

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東京谷中にあります。朝倉文夫は明治から昭和を生きた彫刻家で高村光太郎と双璧をなし「東洋のロダン」と呼ばれています。ここはアトリエ兼住居で、重要文化財の「墓守」や大隈重信像に圧倒されます。アトリエの奥は和風建築であり、建物と庭園は「旧朝倉文夫氏庭園」として国指定名勝に指定されています。羨ましいお住まいです。

書道博物館

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東京根岸にあります。洋画家で書家でもあった中村不折(1866‐1943)の甲骨文に始まる金石関係の文字資料を展示した博物館です。特別展では明時代の文徴明の書画や、彼が所蔵していた「楷書徽宗文集序巻」(国宝)をはじめ、欧陽詢や顔真卿の書を鑑賞しました。

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 書道博物館の向かいは子規庵です。戦火で焼亡したので再建ですが、建物と庭は忠実に再現されているとのことで、脊椎カリエスを病んで寝たきりの正岡子規がここで過ごし、漱石や虚子らが訪ね来て、数々の傑作を詠んだのかと感慨深い場所です。

あら玉の 年のはじめの 七草を 籠(こ)に植えて来し 病めるわがため

   瓶(かめ)にさす 藤の花ぶさ みじかければ たたみの上に とどかざりけり

ARTIZON MUSEUM

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旧ブリジストン美術館が、ART+HORIZON→アーティゾン美術館として、1月に開館しました。東京駅の八重洲側、京橋にあります。開館記念展は「見えてくる光景」。石橋財団コレクションを代表するルノワール、マネ、ピカソに新収蔵のカンディンスキーやザオ・ウーキーなどたっぷり魅せてくれます。

青木繁の「海の幸」

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石橋財団コレクションの最初期、小学校時代の図画の先生、坂本繁二郎の薦めで石橋正二郎は青木繁の作品を収集します。「海の幸」は青木繁22歳(1904年)の傑作、のちに日本洋画として初の重要文化財に指定されます。

東京楽所(がくそ)の「新春の雅楽」

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サントリーホールです。愛・地球博で宮内庁楽部による雅楽を聞いて以来、正式な雅楽を鑑賞したいと思っていました。第一部が管弦、第二部が舞楽。舞楽の左方舞は打球楽。シルクロードの打球はイギリスではポロとして、日本では舞楽として今に伝えられています。右手に毬杖(ぎっちょう)をもって舞いますが、左手に持った楽人にちなんで左毬仗→ひだりぎっちょという言葉ができたそうです。右舞は林歌(りんが)。甲子(きのえ)の日に奏されたことから、ねずみ年に、鼠の刺繍の舞装束に鼠兜で舞う曲です。世界最古のオーケストラの響きはホールの音響効果も相俟って、雅(みやび)でした。