早朝の富士山

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「富士見予報」というサイトで富士山がよく見えることを確認して、富士山の南にある愛鷹山(越前岳)に行きました。新東名富士インターで降りて、登山口の十里木駐車場を7時前に出発。10分で展望台まで登ると富士山が朝日に染まっていました。

愛鷹山(越前岳1,504m)

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山頂まで標高差630mを1時間20分で登りました。愛鷹山塊の最高峰である越前岳(日本二百名山)の山頂です。南側は樹木が茂っており、富士山はてっぺんだけが見えます。

越前岳から駿河湾

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山頂の南西側は樹木がなく、樹氷の向こうに駿河湾が見えます。正面は富士市、右は三保の松原あたり、左に伊豆半島の大瀬崎あたりが見えました。

馬の背見晴台から富士山

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同じ道を引き返します。山頂から40分で、3分の2くらい降りてきました。富士の裾野が左右に美しくのびています。

十里木展望台から富士山

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展望台まで降りてきました。宝永火口が、江戸時代の噴火のすごさを語っています。火口の左のジグザグ模様が富士宮口からの登山道です。右のなだらかな斜面には御殿場口からの登山道があり、2018年7月に6時間半かけて登ったのは懐かしい思い出です。

新倉(あらくら)浅間神社から富士山

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富士山の東側、富士吉田市の有名な写真スポットに寄りました。塔の左の桜が満開になると、素晴らしい風景になります。神社の直下に100台規模の無料駐車場があります。この場所へは、神社を参拝してから、階段、またはつづら折りの坂道を10分ほど登ります。

ポーラ美術館

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箱根に足を延ばし、現代アートとモネの「睡蓮の池」や黒田清輝の「野辺」を鑑賞しました。日本建築学会賞を受賞した安田幸一氏設計の建物は自然と調和し、ガラスの透明感で清々しい気分になります。京都嵐山の福田美術館も安田氏の設計です。

高松塚古墳壁画発見50周年

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橿原考古研付属博物館で記念展を開催中です。極彩色の壁画は考古学ブームという言葉を生みました。壁画(国宝)の精密模写や重要文化財に指定されている海獣葡萄鏡などの出土品、壁画を1面全面カラーで飾った当時の新聞など、高松塚古墳の全容がわかる記念展です。

飛鳥資料館

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「飛鳥・藤原の宮都とその関連遺産群」の世界遺産登録を目指して、パネルやケースなど展示がリニューアルされていました。高松塚古墳の解体、壁画修復を紹介するコーナーもありました。展示では被葬者について言及していませんが、豪華さと700年前後という古墳の築造年代から、文武天皇擁立を支持し、大宝律令編纂にも寄与した忍壁皇子でしょう。

冬季企画展「飛鳥の考古学2021」

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2020年11月に現地説明会のあった中尾山古墳や、整備された牽牛子(けんごし)塚古墳などの最新の知見がパネルで展示されています。陵墓と治定(じじょう)されていないことで、両古墳を調査できました。この間の発掘成果から中尾山古墳の被葬者は文武天皇、牽牛子(けんごし)塚古墳の被葬者は斉明天皇で間違いありません。

植山古墳

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古墳が発掘され現地説明会で推古天皇と竹田皇子に比定される2つの石室を見学したときは大変感動しました。向こうには推古の両親である欽明天皇と堅塩媛が眠る巨大な前方後円墳、見瀬丸山古墳が見えます。2012年12月から9年が経過しました。遺跡の保存と整備が難しいのはわかりますが、いまだにブルーシートに覆われています。

特別展「オホーツク文化」

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近つ飛鳥博物館での特別展を鑑賞しました。北海道百名山の旅で訪問した網走のモヨロ貝塚や北方民族博物館でオホーツク文化を知りました。アザラシなどの海獣狩猟と漁撈を生活基盤とする文化は、5世紀から9世紀頃、ニブフが北海道北部で暮らしていた証です。

オホーツク文化の彫像

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オホーツク文化の彫像はミニチュアサイズでとても愛らしいものです。ラッコの彫像も展示されていました。海洋文化でありながらも、アイヌと同様にクマ送りの儀式をしていた可能性が高いという解説もありました。斜里や北見の博物館にも行ってみたいものです。