早朝の尾瀬ヶ原
夏が来れば思い出す・・・の尾瀬ヶ原です。土曜日の診察後、中央道から関越道の沼田インターへ。道の駅で仮眠して、翌日、尾瀬第一駐車場へ移動。午前4時40分発のシャトルバスで鳩待峠へは5時過ぎに到着。のんびりと1時間ばかり歩くと燧ケ岳が見えました。
尾瀬ヶ原から至仏山
フットサルで右足を痛めたので今日はリハビリハイキングです。南北に6kmある尾瀬ヶ原の真ん中の竜宮まで歩きました。南側を振り返ると至仏山です。残雪の至仏山と手前に咲き乱れる水芭蕉の風景が有名です。機会があればまたその時期に再訪しましょう。
池塘に写る燧ケ岳
竜宮から反時計回りに周回して人の少ないエリアを歩きます。燧ケ岳は東北地方の最高峰で日本百名山。右足が治ったら登りますよ。燧ケ岳の噴火により川がせき止められてできたのがこの尾瀬ヶ原。気温が低いので植物は腐らず泥炭となって多くの池塘ができます。
木道を行くハイカーと歩荷(ぼっか)さん
尾瀬ヶ原の南側の入り口の山の鼻方向へだいぶ戻ってきました。燧ケ岳を眺めながらカップヌードルとレトルトカレーで昼食。ハイカーの中に歩荷(ぼっか)さんが写っています。
コメやイモやうどんや調味料やらの箱を2mの高さほども背負って黙々と山小屋へ運ぶ仕事です。テレビで何度も見ていますが、本物を見たのは初めてです。すごいなあ。
至仏山
昼食を終えて山の鼻近くまで戻ってきました。早朝は雲に隠れていた至仏山の優しい山容に癒されます。昨年5月のスキー登山では、頂上から左、鳩待峠方向へ滑りました。今度は山頂から正面右へこの尾瀬ヶ原まで滑りたいですね。
ヒツジグサ
日本に自生する唯一のスイレンがこのヒツジグサです。未の刻(午後2時)頃に咲き始めるのでヒツジグサと名付けられたようです。牧野富太郎博士は朝から夕まで観察して12時から15時に花が大きく開くと記載されました。早朝は花が閉じていましたが、現在11時。ずいぶん開いています。小さいですが気品のある花です。
富岡製糸場
老神温泉に宿泊して、翌日の帰路、富岡製糸場に立ち寄りました。正面の建物は明治5年の建築で木骨レンガ造の東置繭所(ひがしおきまゆじょ)で国宝、ご存知のように世界遺産でもあります。日本産業革命の原点とも言われるこの工場の創立には、大隈重信や渋沢栄一、尾高惇忠(あつただ)など、先見の明のある優秀な人たちがかかわっています。
おっきりこみ
全国にはおいしい「うどん」があります。讃岐うどん、稲庭うどん、ほうとう・・・。
今回、はじめて上州の「おっきりこみ」をいただきました。生地に塩を入れず、少ない水で練るそうです。強いコシがありますがさっぱりしていて根菜が入っておりヘルシーです。
高畑勲展
東京国立近代美術館の「高畑勲展-日本のアニメーションに遺したもの」を観てきました。ちょうど、高畑勲、宮崎駿、小田部羊一がモデルと思われる人物が朝ドラに登場していますが、アニメ-ションのつくりかたを形作った人、それを芸術に高めた人、ということがよくわかる企画展でした。「アルプスの少女ハイジ」や「火垂るの墓」等々、名作の制作過程の展示は圧巻です。なお、「太陽の王子ホルスの大冒険」のコーナーに、宮崎駿の企画書があり、登場人物としてバズーとシータの名前が見えます。