特別展「雪村-奇想の誕生-」

雪舟の弟子? いいえ、雪村周継(しゅうけい)は戦国時代の関東の禅僧で画僧、雪舟が亡くなっとき雪村は2歳という世代関係で、師弟関係はありません。ミホミュージアム入り口のバナーには、左に「呂洞賓(りょどうひん)」、右に「琴高(きんこう)」、中国の故事に登場する仙人です。オリジナルの画題、構図、風や波の表現、伊藤若冲(じゃくちゅう)や曾我蕭白(しょうはく)など奇想の画家たちの元祖ですね。

サドヤワイナリー

甲武信岳東沢遡行後、甲府に宿泊、翌日、サドヤワイナリーを訪問しました。昭和初期にボルドースタイルを目指し、カベルネソ-ヴィニヨンの苗木を輸入し栽培を始めたワイナリーです。地下ワインセラーには、樽貯蔵庫、一升瓶貯蔵庫、貯蔵用タンク内部に設けた展示室があり、見学ツアーで素晴らしい解説があり、試飲もできました。

サドヤヴィンテージ1962

サントリー山崎工場で1962年を試飲したことがありますが、ここでも自分の生まれ年のヴィンテージに巡り合ったことに驚きました。サドヤ「シャトーブリアン1962年 赤750ml」販売価格約〇万円、11月15日販売開始・・・。

皇海山(すかいさん)

日本百名山62座目は皇海山(2,144m)、栃木県日光市と群馬県沼田市の境界にある山です。江戸時代は『笄(こうがい)山』(笄は髷を結い整える道具)、後に『皇開山』→『皇海山』→皇の字がスメと読めるので『すかいさん』となったそうです。山頂は樹林帯、さらにガスっていて眺望はありませんでした。

不動沢のコルから鋸山

この日は沼田市側からガタガタの栗原川林道を80分のドライブで登山口へ到着。10時に登り始め14時に下山しました。林道ができる以前は栃木県足尾の銀山平から「南総里見八犬伝」に登場する庚申山と険しい鎖場の続く鋸山を越えて皇海山へ登るコースしかありませんでした。あの鋸山の稜線を歩くからこそ百名山なのかもしれません。

武尊山(ほたかやま)

武尊山は、群馬県利根郡にある標高2,158mの山です。山麓の武尊神社は元々、保高明神とか保鷹明神といわれ、祭神は穂高見命。江戸時代に日本武尊東征伝説を修験道が取り入れて武尊を「ほたか」と読ませたようです。皇海山下山後沼田で宿泊。6時に登りはじめ、9時半に登頂。日本百名山63座になりました。

武尊山から赤城山

南側の展望です。左に赤城山です。正面の落ち込みはこの武尊山の旧火口です。右側に沼田の町。正面遠くに、両神山や東沢を遡行した甲武信岳などの秩父山塊が横たわり、目を凝らすと中央付近、富士山が秩父山塊の稜線の上に頭をだしています。

日光白根山と皇海山

この日は三陸沖に台風があり、西風が強く、谷川岳方向からガスが流れていました。台風の北上で下山途中には東側が晴れました。左の高いところが日光白根山、右の45度の斜面が印象的なのが前日に登った皇海山です。

至仏山

北東方向も晴れてきました。正面が至仏山、左手前に笠ヶ岳、左奥に平ケ岳、至仏山の右側が尾瀬ヶ原です。はじめて登山靴ではなくトレランシューズを着用。軽くて快適で、下りは2時間半で武尊牧場下の駐車場に戻れました。片品村の花咲の湯で汗を流し、神戸まで帰路8時間のドライブでした。