妙高杉ノ原スキー場

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妙高信濃旅の初日は曇り空。山登りは明日に持ち越しで、妙高杉ノ原スキー場にやってきました。最長滑走距離は8,500mという大きなスキー場で、ゴンドラもクワッドも驚くほどの長時間乗車でした。最上部で一瞬の晴れ間に妙高山の外輪山が見えました。

秘湯宿の山菜づくし

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妙高山麓にある日本秘湯を守る会の温泉宿。ご主人が山で採ってきた山菜やきのこの小鉢が並びます。山菜ジュレのカクテル、かんずりを使った郷土食など、見た目も味わいも絶品ばかり・・・。

山廃 無濾過 熟成

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ご主人は日本酒にも詳しく、妙高、新潟、長野の酒蔵から手に入れた希少な日本酒を飲み比べさせてくれます。山廃、無濾過、土蔵熟成っておいしいに決まっていますよ。料理との相性も申し分なく、濁り湯の温泉、おもてなし、すべてが最高のお宿です。

黒姫山

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土曜日に黒姫山に登り、宿でゆったりしたかったのですが、土曜が曇天だったので仕方がありません。素敵な朝ごはんも急いでいただき、30分ほどのドライブで、信濃の黒姫山の登山口へ移動します。山の左奥へ回り込んで戸隠側から左の山頂へ登ることとなります。

林道から黒姫山

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9時過ぎ、登山口の駐車場は満車で、1.5km離れた高妻山登山口に駐車しました。車道を歩いてから、アイゼンをつけてアプローチの林道へ。右奥が黒姫山の頂上です。

黒姫山登山道

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残雪期の黒姫山への登山道は危険な箇所もなく、片道6km、標高差1,000mで、天気が良ければ、景色もよく、春山の入門コースとして人気です。多くの登山者が歩いており、トレースはしっかりとついていて迷うこともありません。

中腹から高妻山

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登山口から約2時間で樹林帯をぬけると背後に日本百名山の高妻山(2,353m)が見えてきました。左端には戸隠スキー場が見えます。

高妻山

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正面、屏風のような山の中央やや左が高妻山、右の三角は乙妻山。高妻山は戸隠からは富士山型に見えるので戸隠富士ともよばれますが、こちらからは屏風山ですね。

戸隠山と高妻山

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さらに標高を上げると、高妻山の左に五地蔵山、戸隠山。奥には北アルプス。

黒姫山の稜線

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黒姫山は火山で富士山と同じように中央には火口と火口丘があり、外輪山が取り巻いています。さらに40分、12時半に、戸隠側の外輪山まで登ってきました。正面右奥が百名山の雨飾山、右へ丸いのが活火山の新潟焼山、さらに右が百名山の火打山。

稜線の雪庇

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稜線を振り返ると雪の庇(ひさし)が見えます。あそこを歩くと転落するので歩くのは樹林帯の中です。

北アルプス

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高妻山の左奥の北アルプスをアップで撮ってみました。左から鹿島槍ヶ岳、右奥は立山。その右は五竜岳、その右奥は剣岳、その右が唐松岳、不帰の嶮(かえらずのけん)。

山頂と野尻湖

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山頂が見えてきました。山頂右下は野尻湖。ナウマンゾウが発掘されたことで有名ですね。野尻湖の背後が斑尾山。右には志賀高原、横手山、本白根山。野尻湖の右は小林一茶旧宅のある信濃町。麓は春の気配です。「雪とけて 村いっぱいの 子どもかな」(一茶)

黒姫山の火口

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黒姫山は成層火山でカルデラがあり、右が中央火口丘の御巣鷹山(2,046m)。奥には北アルプスの朝日岳。ところで、黒姫山の名前の由来は、むかし、北信濃の中野の城主、高梨氏の娘に黒姫という、美しい姫がおり、その姫に懸想した若い武者は、志賀の山の池の大蛇。正体が見破られた大蛇は洪水を起こしたが、姫はそれを鎮めるために山頂の池に身を投げた、これが黒姫伝説。しかし、まんが日本むかしばなしでは、黒姫山の池でしあわせに暮らすことになったと子供向けのハッピーエンド。伝説の峰の大池はこの火口原の中にあります。

妙高 火打 焼山

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山頂手前から、頚城三山とも呼ばれる、右から妙高山、火打山、新潟焼山。

黒姫山山頂

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登山口から3時間20分、黒姫山(2,053m日本二百名山)に登頂です。外輪山の最高所が中央火口丘よりも7m高く、ここが山頂です。山頂の祠は黒姫弁財天を祀っていますが、妙高山を向いており、善光寺仏を模した妙高山阿弥陀三尊の遥拝所のようにも見えました。

登ってきた稜線

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山頂からの高妻山、北アルプス方面、ご褒美の絶景です。この日はコンビニでおにぎりを買うのを忘れて登ってしまいましたが、ここで食べたチョコレートは最高でした。雪道の下りは快適で1時間40分で無事登山口へ下山、15時半に駐車場へ戻りました。

亀山城跡

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岡山市東区沼の亀山城です。岡山で下剋上を成し遂げた宇喜田直家の後半生の居城であり、宇喜田秀家生誕の城です。山陽道を抑える交通の要衝であり、秀吉の中国大返しの際に、高松城から、まずこの城へ、次に姫路城に滞在しています。

備前長船刀剣博物館

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謙信が所持していた国宝「山鳥毛」の購入で一躍有名になった博物館を訪問しました。日本刀が完成していく過程をビデオで学習できるほか、福岡の繁栄と刀剣製造地としての長船のこと、姿・刃文や鍔、笄など日本刀の鑑賞の仕方までわかりやすく展示されていました。

竹久夢二の生家

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長船町の隣の邑久郡に竹久夢二の生家はあります。「黒船屋」に代表される美人画や宵待ち草などの詩作は有名ですが、荒畑寒村との交流、平民新聞への風刺画、可愛らしい童画の存在も初めて知りました。一目見て夢二とわかる独創性が本当に素晴らしいですね。

牛窓オリーブ園

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海沿いのテラス席でランチをしようと牛窓に行きました。海遊文化館という歴史博物館では、瀬戸内航路の港としての繁栄や、朝鮮通信使との交流による「唐子踊」を学びました。オリーブ園は1942年に植栽をはじめ、戦後にオリーブを販売。景観を生かして観光地として宣伝された先見の明は素晴らしいと思いました。ちなみに「日本のエーゲ海」は、ギリシアの町と姉妹都市になったことがきっかけで牛窓町が観光PRで使用したそうです。