高峰温泉への雪上車
車阪峠は小諸と嬬恋の間にある1973mの峠で浅間山へ最短の登山口です。ここには高峰マウンテンパークというスキー場があり、標高が高いので春スキーが楽しめます。高峰温泉へは、送迎の雪上車でスキー場を横切って向かいます。
雲上の野天風呂
浅間火山のマグマのおかげで温泉が湧いています。高峰温泉は標高2000mにあり、美ヶ原や中央アルプスを眺めながら入浴できます。
餌場にやってきたテン
喫茶スペースの外側が野鳥の餌場になっており、テンを見ることができました。
浅間連峰や四阿山
翌日は車坂峠から浅間山外輪山の黒斑山へ向かいました。30分ほど登ったところから北西の展望です。右から四阿山、奥に妙高山や火打山、正面に浅間連峰の水の塔山と東篭ノ登山。左奥は北アルプスです。
穂高連峰と槍ヶ岳
アップで撮影しました。右に小さく槍ヶ岳の尖峰が見えます。左が穂高連峰です。
佐久平と八ヶ岳
浅間山外輪山のピークの一つトーミの頭から南西方向です。遠く正面が八ヶ岳、その左手前が佐久平、八ヶ岳の左は奥秩父の山々、八ヶ岳の右は南アルプスです。
トーミの頭から浅間山
この時期の浅間山(2,568m)はガトーショコラと呼ばれ、その展望台として人気のスポットです。このトーミの頭の標高は2,320m、3月の春山シーズンは、多くの登山者でにぎわいます。登山口からの標高差は350m、アイゼン歩行で1時間20分でした。
八方尾根
4月1日栂池ロープウェイの早春運行が始まりました。4月2日、ロープウェイ山上(栂池自然園駅)からスキーに滑り止めのシールを貼り、左側に白馬岳、唐松岳、五竜岳など後立山連峰を眺めながら、ひたすら登ります。正面のなだらかな長い尾根は八方尾根です。
天狗原
天狗原に登ってきました。先行の人たちは白馬乗鞍岳の東斜面をドンドン登っていきます。
妙高山・火打山
白馬乗鞍岳の頂上台地の手前まで登ってきました。左から、雨飾山、少し離れて新潟焼山、火打山、妙高山の頚城三山、さらに離れて右に黒姫山。
小蓮華岳、雪倉山、朝日岳
山頂部は広い台地になっており、ケルンのある山頂標識を目指します。正面、小蓮華岳、その奥に白馬岳があります。右は雪倉岳と朝日岳。
白馬乗鞍岳
白馬乗鞍岳(2,469m)に着きました。学生時代の夏山が1回目、2回目は2020年の3月、スキー登山は2回目です。ロープウェイの山上駅から2時間40分でした。ちなみに、乗鞍岳(3,026m)は飛騨高山と上高地の間にある別の山です。
白馬乗鞍東斜面
スキーからシールを剥がし、滑って帰ります。この日、100名前後の登山者(BC愛好者)がいて一斉に登りますが、山頂での過ごし方は色々。それで帰りは天然雪の大斜面が貸し切り状態です。右下の白い斜面が栂池スキー場最上部の栂の森ゲレンデで、そこがゴールです。
天狗原
天狗原まで滑ってきました。10年ほど前に転倒骨折して皆さん(主にスタッフ)に怒られてからは、まったりと滑っています。「神戸の無謀な医師、BC(バックカントリー)で遭難し、自力で下山できずヘリで救出」なんて新聞にのったら困りますからね。
栂池スキー場
大斜面をゆっくりと絶景を堪能しながら滑り、樹林帯に入ってからは、(ツリーランはできないので)ボーゲンで滑り降りてきました。栂の森ゲレンデからの景色も中々のものです。右端が白馬乗鞍岳、左へ小蓮華岳、白馬岳、杓子岳、唐松岳。下りは1時間でした。
親鸞 国立京都博物館
生誕850年。最大の目玉は、親鸞自筆の「教行信証」の坂東本(国宝、東本願寺)。個性的な字体でした。藤原一族の日野家の出身でありながら、すべての者が平等に救われると説き、流罪が許された後も、越後、信濃、関東にとどまり民衆の中で教えを広めました。「歎異抄」は弟子の唯円の著述で、論語のように師匠の言葉を弟子が書きとどめたものです。
京都のやすらい祭り
今宮神社周辺の町に残る京都の伝統行事で、重要無形民俗文化財に指定されています。平安後期、陰暦3月に疾病が流行したので、花傘に悪い霊を集めて鎮め、無病息災を祈願したのが祭りの起こりと伝えられています。4月9日の開催、コロナ禍に相応しい伝統行事です。
鶴屋吉信
今宮神社は炙り餅が有名ですが、この日は大行列であきらめました。ということで、おやつは鶴屋義信の生菓子です。菓子職人さんが目の前で生菓子をつくって下さり、抹茶とともにいただきます。
足利フラワーパークの「奇跡の大藤」
栃木県足利市の「奇跡の大藤」です。移転に伴う植え替えに耐え、さらに大きく成長したことで有名になりました。例年はゴールデンウィークに満開を迎えますが、今年は2週間早い満開、8時間ドライブして行った甲斐がありました。現在の直径は30mです。
うす紅橋
パークは2時間ほどで散策できる広さで、奇跡の大藤をはじめ、様々な藤が栽培・展示されています。モネのマルモッタンさながらの藤橋もあり、私はこの景色が気に入りました。
他にも見どころが満載でパークの設計・運営者には頭が下がります。
史跡足利学校
室町幕府を創建した足利一族ゆかりの学校ではなく、学校の創建は不明とのことです。足利持氏や上杉憲実が中興したという文献があり、創建は古いようです。戦国時代においては、儒教、易学、兵学を教える日本最大の学校であるとルイスフロイスが記載しています。扁額は明の蒋竜渓の書を江戸時代初期の儒者が縮模したものとの事です。
榛名山
伊香保温泉に宿をとり、翌日、榛名山の山頂部のカルデラにやってきました。外輪山の最高峰、掃部ヶ岳(かもんがたけ1,449m)に登りました。中腹の硯岩からの榛名湖と榛名富士(1,390m)です。榛名富士は中央火口丘です。
榛名富士
榛名山は山塊全体の名称で中央火口丘、外輪山、側火山の集合体です。掃部ヶ岳からも榛名富士からも、浅間山や奥秩父の山々、さらに甲武信岳のむこうには富士山も見えました。
ボートや乗馬のアクティヴィティがあります。阪神タイガースの白鳥ボートがお勧めです。
竹久夢二の歌碑
美人画家、詩人として有名な竹久夢二は晩年、この榛名湖畔にアトリエを持ちました。
さだめなく鳥やゆくらむ青山の 青のさびしさかぎりなければ
鳥はさすらう自分、榛名山の青い山々を早逝した最愛の「彦乃」に見立てたのでしょうか
榛名神社
榛名山の南斜面に6棟の重要文化財を有する神社です。明治以前は、神仏習合の寺院だったようで、奇岩が林立し、その奇観は北斎の浮世絵にも描かれています。修復工事中でしたが、工事シートに写真が貼り付けてあり、まるでそこに修復後の本殿があるよう